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札幌の技術

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株式会社 ホクエイ

ものづくり編
〒007-0882 札幌市東区北丘珠2条3丁目2番30号
TEL(011)781-5111 FAX(011)784-2265
URL http://www.hokuei.co.jp/
【札幌丘珠鉄工団地協同組合】

TOP INTERVIEW

需要の波を見通して積極的に製品化
新しい価値づくりをします
代表取締役社長 七戸 強さん(49歳)
七戸強さんの写真
 当社の事業の大きな柱は、灯油ホームタンクの製造ですが、ビート移植機などの農業機械や防雪柵など少量多品種の製造を心がけています。技術の幅を広げ、経営の安定をはかるためです。灯油ホームタンクを製造出荷したあとの冬場は、農業機械を製造するなど、工場稼動の平準化をはかり設備投資や人員配置のバランス、材料や在庫の管理を重要視します。現在は、自社製品が売上の7割ですが、製造受注も積極的にすすめてニッチなマーケットを広げています。本州企業は輸送コスト面で有利なため大量生産に適していますが、北海道の企業には少量多品種の製造が向いていると考えています。当社では、商品の寿命や需要の波を見定め、常に新しい価値を創造することを基本方針としています。

北国の暮らしを支える幅広い製品
時代のニーズを的確にとらえて価値ある商品を開発

<事業>石炭ストーブから灯油ホームタンクへ さらに事業を多角化し安定経営へ

 株式会社ホクエイは、北海道の暮らしとともに発展してきた。昭和22年(1947)に金物店として石炭ストーブの製造を開始し、1960年代に家庭用暖房でも灯油使用量が増加しているのを見越して、灯油タンクを製造するようになった。一時は20社以上もあったメーカーも今は価格競争に残った5社がしのぎを削っている。昭和60年(´85)から農業機械製造も始め、全自動ビート移植機を製品化したほか、防雪柵や融雪機などの製造受注もてがけている。近年は、光触媒脱臭機や発泡スチロール減容器などの環境関連機器の製造受注及び自社開発に力を入れている。資金を効率的に活用する経営努力により財務は良好で、日本SME格付け(中堅・中小企業向け格付け)で最も信用力が高いとされるaaaを獲得した。
道内最大級の1500t油圧プレス
主力の灯油ホームタンク

<技術>充実したプレスラインと塗装ライン 道内初の最新鋭パネルベンダーシステムも導入

 同社の得意とする技術は薄板板金加工だ。昭和56年(´81)に設置した1500t油圧プレスは道内最大級で、容量1000ℓの灯油タンクの量産を可能としている。さらに、平成15年(2003)に当別工場に1億円かけて導入した道内初のパネルベンダーシステムは、金型が不要な自動折り曲げ加工ができ、多様な製造受注に対応している。プレス、溶接、組み立て、塗装の各工程で蓄積した基礎的技術の総合力が同社の強みだ。設計・開発は自社単独でもおこなうが、発注元から持ち込まれたアイデアをもとに、他の企業と連携し共同開発をすすめることも多い。また、新規に開発した技術については、積極的に特許や実用新案を取得しており、社内に申請ノウハウもある。
全自動ビート移植機
当別工場に導入したパネルベンダーシステム
企業データ
会社概要
創業/昭和26年(1951)10月
設立/昭和32年(1957)5月
代表者/代表取締役社長 七戸 強
資本金/1億円
売上高/31億円(平成18年12月期)
従業員数/101名
沿革
昭和26年10月 七戸金物店板金部を発足、暖房機器製造を開始
昭和32年5月 本社室蘭市に有限会社北海プレス工業を設立
昭和42年8月 札幌市丘珠鉄工団地に札幌工場建設
昭和43年4月 500t油圧プレスを設置、ホームタンク製造開始
昭和47年7月 株式会社ホクエイに社名変更、札幌市に本社を移転
昭和60年11月 農業機械製造開始
平成8年1月 関東営業所を開設
平成10年4月 当別工場操業開始
平成18年6月 当別工場がISO14001認証を取得
取引先
(株)クボタ
渡辺パイプ(株)
エア・ウォーター・エネルギー(株)
岩谷産業(株)
(株)コロナ
ほか
主要設備
コイルシャー・シャーリング 各種
油圧プレス1500t 1台
油圧プレス500t 1台
タレットパンチプレス 50t・30t・20t  各1台
パネルベンダー 1台
塗装ライン(溶剤・粉体) 各1式
事業内容
・住宅設備関連(灯油ホームタンク等)
・農業機械関連
・製造受注関連
わが社のイチオシ
光触媒装置
光触媒の技術で介護の現場で役に立つ強力脱臭装置
 同社では、新規事業として光触媒を利用した脱臭装置を製品化した。光触媒とは、光を吸収することで触媒作用をおこす物質のこと。紫外線があたると表面に酸化作用が発生して、有害物質やカビ、細菌を含め、臭気物質を分解する。病院やグループホーム等の業務用に開発した「さわやカート」は、酸化チタンを塗布したフィルターに紫外線を照射し、悪臭物質を酸化分解させる仕組みで、おむつ交換時に発生する悪臭の分解、除去及び殺菌をおこなう。試作段階では重量がネックだったが、紫外線照射のワット数をぎりぎりまでさげることでバッテリーの軽量化をはかった。同様の仕組みで家庭用の強力脱臭機も開発・販売し、介護やペット向けの需要に応えている。活性炭を利用した一般の空気清浄機に比べ、フィルター交換の手間が少ないのが特長だ。
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