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札幌の技術

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株式会社 土谷製作所

ものづくり編
〒065-0042 札幌市東区本町2条10丁目2番35号
TEL(011)781-5883 FAX(011)783-7107
URL http://www.sapporo-tsuchiya.co.jp/

TOP INTERVIEW

安心・安全・安価な製品づくりで北海道の酪農を応援しています
代表取締役会長 土谷 令次さん(72歳)
土谷令次さんの写真
 当社では、初代社長が集荷用牛乳缶の製造で創業して以来、酪農機械・用具の製造を通じて北海道の酪農家のお役に立てるようさまざまな製品開発をおこなってきました。酪農家の意見に耳を傾けて製品を開発したり改良したりしています。当社の経営目標は、安心な製品、安全な製品、安価な製品の三安実行です。平成3年(1991)には、食の安全をテーマに、おいしくてきれいな牛乳を消費者に供給できるよう最新式の大型バルククーラー(牛乳の冷却貯蔵タンク)を開発しました。北海道の農家戸数は減り続け、日本の食料自給率は約40%と下がっていますが、農業用品の生産・改良で農業の発展に貢献していきたいと思います。北海道の自然を大切にし、環境を考慮した工場にしたいと考え、平成16年(2004)にISO14001を取得しました。

素材から製品までの一貫した自社設計製作で
酪農家のニーズに応え、技術革新でコスト圧縮に挑戦

<事業>創業80年の技術の蓄積で各種酪農機械を製造

 昭和2年(1927)から40年間にわたり製造した牛乳缶は、JIS規格品に認定されたほか、米軍に輸出するなど同社にステンレス加工のノウハウの蓄積をもたらした。昭和37年(´62)頃、アメリカの酪農事情を参考に、バルククーラーの開発に着手。これにより、細菌の増殖を抑えて大量の牛乳を保管することが可能となり、経営規模の拡大など酪農業の変革を支えた。このほか、牛舎の糞尿処理をするバーンクリーナー、牛に適温の水を供給するウォーターカップやオアシスライン、牛を繋ぐスタンチョンなど同社が製造する酪農用品は多岐にわたる。また同社では、部品製造の技術を活かしてサンポットの石油ストーブの製造もてがけている。
国産第1号のバルククーラー
搾乳直後の35度℃の牛乳を4℃に下げて保 管するバルククーラー

<技術>プレス加工技術は独自のノウハウ ITを活用した乳温管理端末装置も開発

 同社は、プレス加工やステンレス加工を得意とし、特に深絞り加工は独自の技術を持ち、金型の内製もおこなう。また、プレス加工後のスポット溶接、塗装、組み付けまでの一貫生産ができる。
 また、バルククーラーの冷却システムは(株)日立製作所の協力を得て技術開発をおこなった。氷の潜熱を利用して冷却した水を循環させ、牛乳を瞬時に冷やしてタンクに送る仕組みで、平成17年(2005)度文部科学大臣表彰科学技術賞(技術部門)を受賞している。現在、バルククーラーの温度、機器稼動状況のデータを蓄積し、サーバへの送信をおこなう乳温管理端末装置を開発中であり、牛乳の高度な品質維持・管理を目指している。
独自のノウハウで内製もしている金型
会長が塾長を務めるつちや酪農塾など社内活動もさかん
企業データ
会社概要
創業/昭和2年(1927)7月
設立/昭和36年(1961)1月
代表者/代表取締役会長 土谷 令次
    代表取締役社長 土谷 敏行
資本金/3,000万円
売上高/9億3,500万円(17年3月期)
従業員数/96名 パート含む
沿革
昭和2年7月 札幌市中央区北3条東8丁目にて創業
昭和8年4月 100tプレス導入
昭和16年6月 戦時統制により札幌市内三社と企業合同
昭和21年8月 終戦により独立再発足
昭和36年1月 資本金900万円で株式会社土谷製作所設立
昭和39年11月 現在地に本社・工場を新築・移転
昭和40年7月 バルククーラーの製品化に成功
昭和41年5月 サンポット(株)の指定工場となる
昭和43年10月 道内第1号の計量検定認定工場の指定をうける
昭和60年10月 資本金3,000万円に増資
平成13年7月 プレスロボットライン新設
平成16年2月 ISO14001取得
取引先
道内各農協
ホクレン
サンポット(株)
ほか
主要設備
油圧プレス 川崎油工 500t 1台
クランクプレス 15台
ブレーキプレス 小松 3台
タレットパンチプレス ムラテック 1台
ロボット溶接機 松下 1台
マシニングセンター
事業内容
・バルククーラー
・酪農機器・用具
・石油ストーブ
わが社のイチオシ
ロボット自動搬送プレスライン
ロボットラインで部品コスト圧縮を業界に提案
 プレス加工は1台に熟練工が1人つく従来の作業手法では人件費がかかり、コストが下がらない。本州企業に比べて道内の部品価格が高い問題を解決するため、ロボット自動搬送ラインを自社開発し、大幅なコスト圧縮を実現した。
 プレス機には、ひとつの金型の中に複数の工程を組み込んで順に送りながら加工する順送型と、絞りに向く一工程だけの単発型がある。同社のロボットラインでは、プレス機6台と搬送ロボット7台が交互に配置され、単発型の既存の金型に手を加えて転用することができる仕組みだ。深さ80mm程度までの絞り加工を自動ラインで動かし、通常200mm×200mm、最大500mm×500mmまでの加工搬送が可能となっている。
 ロボットラインは制御プログラムを操作することでライン全体を2系統に分化し、別工程を組むことも自由自在。6台のプレス機を平均1.5人で作業するため、月産1000〜2000個の部品製造の受注なら大幅なコスト削減が期待できる。
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