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札幌の技術

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株式会社 池田歯車製作所

ものづくり編
〒063-0833 札幌市西区発寒13条12丁目4番45号
TEL(011)661-8171 FAX(011)665-0631
【札幌鉄工団地協同組合】

TOP INTERVIEW

技術やノウハウあっての事業だからこそ
人間が財産
代表取締役社長 池田 鐵雄さん(69歳)
池田鐵雄さんの写真
 歯車は広い用途があり、当社では歯車単体での製造に限らず、一般産業機械等の組み立てまでを一貫してやっています。NC制御の設備やマシニングセンターを必要に応じて増やし、ダイナミックバランサーや直径2mまで対応可能な歯車検査機を保有していますが、それにともなう技術やノウハウがあってこその事業ですから人間が財産です。決してできないとは言わずにどうやってやるかを考えた創業者の精神は今に脈々と受けつがれています。多様な工程の技術を総合的に持つ人材を育成しており、人間性ゆたかな若い人に来てほしいですね。来年(平成20年)には創業70周年を迎えますが、これまで培ってきた技術を継承し、従来のスタイルだけではなく新しい挑戦も始めたいと考えています。

歯車製作、伝導装置の高精度な製品づくり
充実した設備と多様な経験で各種産業の頼れる存在

<事業>歯切り工場として創業道外大手企業を中心に完全な受注生産

 株式会社池田歯車製作所は、最初は歯切り盤1台から始まった道内の歯車製作の草分けである。創業者の池田宗次氏は全国を歩いて金属加工の現場を経験したのち、昭和13年(1938)に、北海道にはまだない歯切りの仕事を始め、独自の技術分野を切り拓いた。現在は、歯車を用いた産業機械、一般機械の設計・製作、メンテナンスをてがけている。昭和43年(´68)に札幌市の都市計画に参画し、現在地の発寒鉄工団地へ移転し、設計から組み立てまでの一貫生産を可能とする道内随一の事業に拡大。道外大手企業との取引を中心とした完全な受注生産をおこなっている。
発寒鉄工団地に建つ社屋
高精度の技術でつくられる歯車減速機

<技術>要求される高い精度 人間国宝級の技術も再現

 歯車は動力伝導装置に欠かせない機械要素で、その製造には高い精度が要求される。自社で保有する総合的な技術と充実した工場設備で、増速機・減速機などの伝導装置、発電所向けの流体継手や半導体等製造装置向けの真空ポンプなどを製造。広い工場内は、すべて20℃前後に保たれ、歯切り、熱処理、研削、組み立てなど100台を超える機械設備が工程ごとのエリアに整然と分かれ、効率よく少量多品種の生産をおこなっている。
 歯車製作は自動化されておらず、熟練した技能を必要とするため、同社ではその継承に力を注いでいる。またコンピューター制御による絞り染め機械の製作では、京都の人間国宝級の技術の再現にも成功した。
パルプ製造機械に用いられる各種減速機
発電所向け流体継手
企業データ
会社概要
創業/昭和13年(1938)6月
設立/昭和29年(1954)1月
代表者/代表取締役社長 池田 鐵雄
資本金/2,000万円
売上高/10億円(18年12月期)
従業員数/46名
沿革
昭和13年6月 道内初の歯切り専門工場として池田宗次氏が苗穂で創業
昭和29年1月 資本金600万円で株式会社設立
昭和43年8月 現在地に工場新築、移転
昭和53年8月 380坪の工場新築、鍛造設備、熱処理設備増設。
昭和56年11月 組立工場を建屋290坪で新築
昭和56年12月 マシニングセンター設備
昭和61年 荏原製作所より歯車製造部門設備を譲り受ける
取引先
(株)荏原製作所
日本製紙(株)
北海道電力(株)
ほか
主要設備
NC旋盤 φ300〜910 7台
横中ぐり盤 1000×1000、テーブル1400
立旋盤 φ950、φ4000
歯切り盤 〜φ4000 15台
流気式熱処理炉 φ850×1600mm
歯車研削盤 φ1500迄各種
歯車検査機 PNC200(φ2000)他
横マシニングセンター 各種
事業内容
・伝導装置(減速機・等速機・増速機等)、各種歯車、一 般産業機械の設計・製作・組み立て
・一般機械加工部品、熱処理、鍛造
わが社のイチオシ
歯車研削室全景
設計・製造から組み立てまで一貫したものづくり
 同社は、設計から製造、熱処理、組み立て、検査を一貫しててがけているため、技術者は、入社後すべての工程をローテーションで経験して多能工としての技術を磨くことになる。最初の工程で出た小さな誤差も積み重なると振動や騒音の原因となりうることから、それぞれの工程の勘所をつかむ必要があり、加工技術を熟知することによって、組み立て工程の評価もできるようになる。大手企業が協力会社の加工した部品を組み立てるだけなのと違い、総合的な技術の蓄積を可能にした。
 一貫した生産をおこなうからこそメンテナンスにも強い。北海道の産業の柱であった砂糖・石炭・船・製鉄・製紙等の24時間操業の機械が故障すれば総合力を活かして対応。機械についての相談を持ち込まれることもしばしばで、北海道のメンテナンス工場を自負する。
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