札幌の技術
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2004年ものづくり編
池田食品(株)
木田製粉(株)
(株)小林製麺
(株)小山製麩所
札幌バルナバハム(株)
佐藤水産(株)
サンマルコ食品(株)
(株)中華札幌
ベル食品(株)
北海道醤油(株)
(株)ミルクの郷
(有)環境資源応用技術開発研究所
トーワラダンボール(株)
北海道磁気印刷(株)
札幌電機鉄工(株)
日詰工業(株)
アグロ技術(株)
(株)岡田鉄工所
北原電牧(株)
(株)ニュートラル
原田電子工業(株)
(株)プラムネット
(株)フリーダム
上山試錐工業(株)
エコ・クリーン(株)
(株)三晄プレコンシステム
(株)日伸テクノ
ハウジングオペレーション(株)
(株)レアックス
三晃化学(株)

ものづくり編
エコ・クリーン株式会社
〒006-0811   札幌市手稲区前田1条10丁目3番25号
TEL(011)688-1145 FAX(011)688-1145
ホームページアドレス http://www.asahi-net.or.jp/~rs7k-mkm/(木下合金)

酸化チタンの光触媒効果による環境事業を展開
技術を柔軟に組み合わせ清潔・快適空間を提供

■金属鋳造業から環境事業を分離独立
 エコ・クリーン(株)は、小樽で金属鋳造業を営む(株)木下合金から分離独立した会社である。木下合金では主に、産業部品や橋梁用親柱、さらにブロンズ像、モニュメント、街路灯などを製造しており、創業85年の歴史を持つ。その木下社長が、5年ほど前に光触媒の酸化チタンによる浄化業務の話を聞き、モニュメントなどの防汚に利用できるため取り組みはじめた。その後、函館で建築・運送業を営む溝口事業(株)と一緒に事業化を進め、酸化チタンによる浄化業務にともなう特殊洗浄で、環境にやさしく天然素材のみで作られた浄化システムを導入。環境浄化事業に本格的に取り組むため、平成14年(2002年)にエコ・クリーンを設立した。
 同社では現在、病院や老人保健施設、飲食店を中心に、着実に実績を積み重ねており、今後はペット関連、住宅リフォーム、食品関連など、幅広い分野に展開していくつもりだ。

■粉末加工、水溶性加工、特殊洗浄の
 3つの技術を組み合わせトータルに提供
 酸化チタンによる光触媒効果は、15年ほど前に東大の藤嶋昭教授が発見したもので、酸化チタンに光があたると強い酸化作用が起き、有機物の汚れの分解、空気中や水中の有害物質の分解、殺菌等が起こる。この作用を利用し、酸化チタンを外壁、内壁、ガラス等に塗ることで、抗菌・消臭・防汚・防曇・水質浄化・セルフクリーニングなど、さまざまな効果を得ることができる。また、酸化チタン自体は全く変化しないため、光触媒効果は半永久的に持続できる。
 同社では、この酸化チタンを粉末にした「アークフラッシュ」と、水溶性の「エコチタニック」の2種類を導入。粉末は染み込みにくいので石膏ボードや布のような素材に塗ることができ、水溶性のものはガラスや鏡のような光沢素材などに適している。また、酸化チタンを加工する場合、表面に汚れがあると効果が低下するため、前処理として洗浄を行う必要がある。同社では、ほとんどが植物性物質から作られている洗剤と洗浄システムを、新潟のTRNから取り入れ、特殊洗浄処理を行っており、特殊洗浄のみの業務も行っている。

■積極的な営業展開で市場を広く求める
 現在、酸化チタンの光触媒効果の利用は世界中に広まっているが、性能や安全性の評価、施工方法などの制度や規格がまだ定まっておらず、世界スタンダードを確立することが、今後の大きな課題となっている。まだまだ材料や加工器材、技術はどんどん改良されており、同社ではできる限り新しくより良いものをいち早く導入するよう努めている。
 また同社では、さらに知名度を上げるため現在ホームページの作成を進めているほか、デモンストレーションを積極的に展開。さらに大手商社やチェーン店などとの提携を進めながら、より幅広く市場を求めるとともに、金属加工で培ったノウハウを活かし、技術を磨きながら、酸化チタン加工に特化した環境事業を推進していく。
■会社概要

設立/
平成14年(2002年)10月

代表者/
代表取締役社長 木下 修

資本金/
1,000万円

売上高/
400万円(平成15年4月〜10月半期)

従業員数/
2人(平成15年10月現在)

事業内容/
酸化チタンの光触媒機能による殺菌消臭効果を利用した壁面等の加工、住居・建物・橋脚等の特殊洗浄
光触媒効果を高めるには、ムラなく均一に塗る技術が必要となる
光触媒効果を高めるには、ムラなく均一に塗る技術が必要となる
ホテルの客室での酸化チタン加工の様子
ホテルの客室での酸化チタン加工の様子
車両などにも施すことで抗菌、消臭効果を得られる
車両などにも施すことで抗菌、消臭効果を得られる
酸化チタン材と洗浄材、左からアンダーコート材、トップコート材、特殊洗浄材
酸化チタン材と洗浄材、左からアンダーコート材、トップコート材、特殊洗浄材

技術者インタビュー
環境という広い分野で当社ならではの技術を持ち 自社ブランドを確立したい

代表取締役社長 木下 修さん(52歳)昭和50年入社((株)木下合金)
 現在、木下合金とエコ・クリーンの両方をやっているので、目標や予定を立ててもなかなか時間がないのですが、今は1週間に2日をエコ・クリーンの方に当て、デモンストレーションを中心に営業しています。酸化チタン加工では、特殊洗浄をしてから吹付け作業を行いますが、木下合金でもモニュメントなどの吹付け塗装や下地処理のノウハウなどがあり、その技術を活かせるところが当社の強みです。ただ、なかなか受注に結びつかないことも多く、もっともっと認知度を高めていかなければならないと考えています。環境という分野は空気、水、土壌等々、きれいにするものは限りなくあります。その中で何をやるのか。当社では、酸化チタン加工を道内でも先駆けて始めましたが、もっと研究や実績を積み重ねて、当社にしかできない技術を持ちたい。そしてしっかりとした自社ブランドを確立していきたいですね。